MYSCON9夜の部:企画報告

MYSCON9夜の部ではいったいどんなことが起こっていたの? そんな疑問にお答えします。

「春!桜!書評!」企画報告(企画担当:蔓葉信博)

昨年まで行っていた読書会企画から、今年は課題図書なしの企画に変更し、30人弱の方々に参加いただきました。なかでもプロ書評家である日下三蔵さん、大森望さんから現場ならではの具体的で有益な意見を聞くことができました。また終盤になり、杉江松恋さんのパフォーマンスをまじえたトークがたいへん好評だったと思います。内容としては書評における媒体特性とキャラ立ちが重要みたいなところに落ち着きました。

(注:企画担当蔓葉さんのブログにもう少し詳しい感想が述べられています)

「勝手に作ろう復刊セレクション(新本格方面)」(企画担当:市川憂人)

時間はまもなく23時。候補作がずらりと並べられた机のまわりに参加者のみなさんが続々と集まってきました。開始時間には立ち見もでるほど、企画部屋は大賑わいです。
参加者の市川憂人さんが司会を務め、いよいよリストづくりのはじまりです。市川さんが準備した候補作を一冊ずつ紹介し、みんなで復刊セレクションに加えるかどうか、侃々諤々の議論を繰り広げるという形式で企画はすすみました。

「文句なしで復刊でしょう!」
「それはいらないよー!」
「その作家ならこっちの本がふさわしいでしょう!」

ばっさばっさと斬られていく候補作たち。さらに企画参加者のみなさんからの復刊希望本が次々と俎上に上がり、あるものは丁重にセレクション入り、あるものはいろいろな意味でセレクションからは涙の落選となりました。

激論の果てにようやく決まった、『MYSCON(勝手に)復刊セレクション』のリストはこちらです!

・僕の殺人(太田忠司:講談社)
・トリック狂殺人事件(吉村達也:角川書店・光文社)
・予告された殺人の記録(高原伸安:講談社)*ただしあとがきのみ
・殺意の集う夜(西澤保彦:講談社)
・オクトパスキラー8号(霞流一:アスキー)
・死体を買う男(歌野晶午:光文社・講談社)
・記憶の果て(浦賀和宏:講談社)
・探偵映画(我孫子武丸:講談社)
・栄光館殺人事件(小川幸辰/原作・青木吾郎:講談社アフタヌーンKC)
・孤島館殺人事件(小川幸辰/原作・青木吾郎:講談社アフタヌーンKC)
・A先生の名推理(津島誠司:講談社)*ただし口絵のマンガのみ
・火蛾(古泉迦十:講談社)
・嘘つきパズル(黒田研二:白泉社)
・名探偵に薔薇を(城平京:東京創元社)*解説も!
・ニューウェイヴ・ミステリ読本(千街晶之・福井健太:原書房)
・コミケ殺人事件(小森健太朗:出版芸術社)
・アルファベット荘事件(北山猛邦:白泉社)
・いつまでも折りにふれて(森雅裕:KKベストセラーズ)
・クール・キャンデー(若竹七海:祥伝社)
・ヴィーナスの命題(真木武志:角川書店)
・思案せり我が暗号(尾崎諒馬:角川書店)
・死者の微笑(尾崎諒馬:角川書店)
・ブラインド・フォールド(尾崎諒馬:角川書店)

「クラシック・ミステリのススメ」企画報告(企画担当:松本楽志)

古典ミステリを紹介するMYSCON公認同人誌「クラシック・ミステリのススメ」は当日昼と夜合わせて80冊余も売れました。それを受けての企画でしたが、もとより同人誌の内容が充実しすぎて当日読んでから来るというわけにはいかなかったせいか、深夜に近いと言うこともあてお酒が入って陽気な方が多かったせいか、個別のレビューについての話にはならず、同人誌そのもののなりたちなどの話がなんとなくはじまり、ついには下巻の執筆者募集コーナーになってしまったのでありました。

レビュアーごとのおすすめ作品や一つ星作品などの紹介もありましたが、いつのまにか立ち消え。企画としてはかなりまとまりにかけたものではありましたが、場としては終始和やかな雰囲気の部屋だったのではないかと思います。

「深夜のお笑い」企画報告(企画担当:INO)
コントや大喜利などを繰り広げてきた毎年恒例の深夜お笑い企画。今回のテーマは読んでない本について勝手に話す「未読書会」でしたが、ふたを開けてみると結局はフリーな大喜利空間に。「赤朽葉家の伝説」のストーリーを勝手に穴埋めにしたり、新書・ビジネス書のタイトルをミステリっぽくしたり、犬神家の一族の家系図を書き換えたり、自信のあったネタがすべったり、横溝正史の美女表現を朗読してみたり(「燃えるような赤いアフタヌーン!」)、なんだかんだで夜は更けていきました。大目にみてやってください。

myscon on 2008/4/20 - 10:00:51 in MYSCON9

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