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MYSCON10 夜の部:企画報告6【MYSCONオークション(たぶん)最後】

プレMYSCONが飲み会企画であるにもかかわらず、居酒屋の片隅で強引にオークションを行った思い出も今や昔。MYSCON皆勤賞というか、開催のたびに毎回必ず行われてきた古本オークション。しかし、インターネットを通じての古本ビジネスや某密林の隆盛などもあり、実際目の前でやり取りする企画はもう時代遅れなのではないか? ということで、今回はついに「MYSCONオークション(たぶん)最後」と題して行いました。

スタッフ側にも余裕がなく、事前登録も当日の落札記録もなし。「当日、古本持ってきて!」という号令に応じていただきました参加者の厚意によって、今年も立派なラインナップを揃えて古本オークションを開催することができました。

開始。しかし……安い! 安すぎる! みんなお買い得! 上手なお買い物! ポケミスの効き目が○百円? 探しても見つからないあのミステリがたったの○○円? と希少価値の高いはずの本が意外な安値で買われる一方、え、なんでこの本競り合うの? という本もやっぱりあったり。 誰かが競り落とすたびにみんなで拍手。某サークルの同人誌が最後まで登場せず、本の前で身もだえする人が出てきたり。財布の中身を数えながら十円単位で競る人が出てきたり。本性顕わ、虎視眈々の人間模様。やっぱりオークションは面白い。

最後の一冊の競りが終わったあと。MYSCONオークションを打ち止めにして良いものか。わたしはオークション参加者に尋ねました。

「来年もオークション、やった方が良いでしょうか? そう思われる方、手を挙げてください」

その結果は……。

まずは今回、ご参加、出品いただきました方々全てにまずは御礼申し上げます。ありがとうございました。

そして。

「そこにMYSCONがある限り、古本オークションは続いていく(たぶん)」 (by MYSCONスタッフ フク)

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sasashin on 2009/6/10 - 0:57:42 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 夜の部:企画報告5【勝手に作ろう新本格年表】

最近過ぎて意外と振り返られることの少ない最近10年間の新本格ムーブメントについて頼まれもしないのに勝手に年表にしてしまおう!というのがこの企画。何かひとつ企画をお願いしまーす、というスタッフからの無茶振りに快く応じてくださった音速の斜壊塵・市川憂人さん(MYSCON10申し込みGPで20分を切るタイムを叩き出しPPを獲得!)が発案&司会進行を務めてくださいました。

さて、これまでのMYSCONにおいても実績のある「みんなで勝手に作ろう」系の企画なだけあり、卓袱台に広げられた模造紙の周りに濃い人から薄い人まで20人超集まり、みんなで記憶をひっくり返してミステリ談義で盛り上がりました。特に、「富士見ミステリー文庫」「スニーカー・ミステリ倶楽部」「KAPPA-ONE」「本格ミステリ・マスターズ」「ミステリ・フロンティア」といったミステリ叢書が立て続けに創刊された2000年から2003年にかけては、オールスタンディングで雰囲気は最高潮に! ただ、その後それらのシリーズがどうなったかを思うと、なかなか切ないものがあるのですが……。そして、年表を作ってみて改めて感じたのは、ここ2、3年はミステリに元気がないということ、でしょうか。

なお、この企画で勝手に作った新本格年表をPDF化したものは、市川憂人さんがネットに上げてくださっています。興味のある方はどうぞご覧ください。→ MYSCON10企画 『勝手に作ろう新本格年表』(MYSOCN編・超現代版) (by MYSCONスタッフ sasashin)

企画担当者から一言

企画担当の市川憂人です。

ネタが決まったのが当日の*日前というヤクザな企画にもかかわらず、予想外に真面目に盛り上がって戴きました。

準備不足をこの場を借りてお詫びするとともに、ご参加戴いた皆様およびスタッフの皆様に篤く御礼申し上げます。

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sasashin on - 0:48:05 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 夜の部:企画報告4【読書会『天帝のはしたなき果実』】

毎年恒例の読書会。

今年のお題は、問題作と名高い古野まほろ「天帝のはしたなき果実」でした。大長編な上に独特の文体、好き嫌いが分かれる作風だけにどれだけの出席者が集まるのか・・・と懸念されたものの全くの杞憂!

最終的に15名近い出席者が参加し、肯定派(主に男性)と否定派(主に女性)に自然と分かれて今作の魅力や問題点について語り合いました。更に「犯人当て」企画を担当してくれた小田牧央さんが用意してくれたレジュメも非常に分かり易く、議論の盛り上がりに一役買っていました。

未読の出席者にも読んでみようと思わせる程に古野まほろの魅力を引き出せた有意義な読書会でした。はふう。(by MYSCONスタッフ みっつ)

企画担当者から一言

読書会『天帝のはしたなき果実』、企画担当の蔓葉です。

読書会企画もこれで、8回目。思えば遠くへ来たものです。それにしても『天帝のはしたなき果実』という難物にどうなるものかと思いましたが、企画に参加いただいたみなさんのおかげでいい読書会になりました。僕個人としてもいろいろと刺激をになる意見をうかがうことができて非常に有意義でした。参加いただいたみなさんにもそれぞれ有意義なことがあれば幸いです。

正直、まだまだ語り足りないことがたくさんありまして、それは僕の今後の活動でフォローできればと思っています。いまのミステリシーンは年々鵺的な状況になっているように思っています。その一事例が『天帝のはしたなき果実』であることは間違いないわけで、彼の動向には今後も注目していきたいと思っています。

今回の読書会とパラレルな関係で、今月の雑誌「メフィスト」に評論を載せていますのでご参照下さいませ(宣伝♪)。

それでは、まだまだ話したいことはありますが、それは「白黒学派携帯日記」で機会があれば書きたいと思います。最後になりますが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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sasashin on 2009/6/8 - 23:28:10 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 夜の部:企画報告3【犯人当てを作ろう!!/犯人当て反省会】

企画「犯人当てを作ろう!!」は、担当の近田鳶迩さんが準備した【極めて恣意的な犯人当て作成ガイドライン】に沿ってすすめられました。「犯人当て」をつくるのに必要な4つの要素の説明から始まり、参加者のみなさんの意見に基づいてその内容を決定していきます。そうしてできあがった事件の「真相」に、読者の目を欺くための仕掛けを重ねて、「読み手に対するみせかけの物語」をつくりあげる……。

物語の詳細は参加した方たちだけの秘密とさせていただきますが、最初はどこに辿り着くのか予想もつかなかったこの企画から、時代物のミステリ『大名行列殺人事件(仮?)』というみごとなアイディアが誕生しました。いえ本当に。

創作を志す方や、現役作家のあの方も興味津々の楽しい企画となったのでした!

犯人当てづくりの楽しさと苦しさを体験したあとは、実践編(?)ということで、犯人当て小説『玖乃杜モノクローム』を企画・執筆された杉本@むにゅ10号さんによる解答編の解説と反省会が行われました。

事前にWebに公開された問題編を読んだ方々が、それぞれの推理を胸に集います。夜の部開始前に配布された解答編に記された真相は、果たして推理どおりなのか? 執筆に協力された近田鳶迩さんやのりりんさんも交えて、熱い意見交換が繰り広げられたのでした。(by MYSCONスタッフ そらた)

企画担当者から一言

MYSCON素人創作談義『犯人当てを作ろう!!』、企画担当の近田鳶迩です。

わずか60分の企画時間内に犯人当てのプロットを作ってしまおうというMYSCON史上最も無謀なこの試み。担当の自信の無さを反映するかのように、スタート時点で集まった参加者はわずかに4名(涙目)と先行き不安な幕開けとなりましたが、企画を進めていくうちに徐々に人が増えていき、最終的には20名弱の方にご参加いただきました。

担当が犯人当てを形成するミステリ的要素を細分化して抽出、各ポイントで参加者から採決を取る、アイデアを募るといった形式で企画が進行していく中、「被害者」に対して「殿様」という単語が飛び出したことでプロットが江戸時代にタイムスリップ。最終的には大名行列の駕籠から殿様が消失するという奇想天外な謎が産まれるに到りました。あの場では最高の答えが導き出せたと思ったのですが、夜も遅かったので判断力が鈍っていた可能性も否定できません。

ともあれ、参加者の皆様にはミステリーを「作る」愉しみを少しでも感じていただけたのであれば幸いです。ありがとうございました。

犯人当てを担当した杉本@むにゅ10号です。

担当といってもスタッフではなく「MYSCONを盛り上げるのは参加者だぜ!」という熱い信念のもとにぶっちゃけ便乗させて頂きました。

反省会でご指摘頂いた点や、配布したレジュメについては《解答編》のページにて公開しております(ネタバレしていますので、ご注意ください)。 → 玖乃杜モノクローム:解答編

頭を悩ませて頂いたすべての名探偵に感謝いたします。

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sasashin on 2009/6/7 - 23:55:51 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 夜の部:企画報告2【全体企画「九人と君で十人だ」】

MYSCONが昼の部と夜の部の2部形式になってから、しばらくおやすみしていた全体企画が復活!題して「九人と君で十人だ」が行われました。

全体企画とは、参加者のみなさんが班にわかれて、あるお題に対する答えを考えるというものです。今回のお題は、タイトルからわかるように、「質問に対してYESと答える人がちょうど10人になるような質問を考えよう!」というもの(MYSCON7の全体企画『七つ数えろ!』では、7人をめざしましたが、今回はMYSCON10なので10人、というわけです)。班ごとに3つの質問を披露し、それぞれの質問の回答者数の10との誤差の合計が最も小さい班が優勝となります。

参加者はスタッフを含めておよそ50名。班は5つで、自分の班の質問には回答ができないため、「10名」というのは全回答者の約1/4となります。多いような少ないような微妙な人数に、それぞれの班でうんうんと頭を悩ませます。MYSCON7では、「ダヴィンチ・コードを読んだ人」は一桁だったのに、「四大奇書を全て読んだ人」が軽く二桁、という偏りまくりの参加者ですから、一筋縄ではいきません。回答者数がおよそ1/4になる質問を考える、という正攻法(?)や、一か八かの大穴でいくか、ネタで笑いをとりにいくか、考えているうちにあっというまに時間がたってしまいました。

いよいよ各班の質問の発表です。質問に対して「YES」の人が挙手をして、臨時に編成された日本野鳥の会の面々が人数を数えます。

予想以上に挙がる手にがっくりしたり、まさかの少なさにびっくりしたり。こんな質問が披露されました

1班
  • 「あの漫画」で、『占星術殺人事件』のトリックを知った人
  • (ミステリ好きには猫好きが多いイメージがありますが)犬を飼ってる人
  • (「ダヴィンチ・コード」繋がりで)ルーブル美術館に行った事がある人
2班
  • 泡坂妻夫『しあわせの書』に載っているマジックを、実際にやったことがある人
  • PS版『かまいたちの夜』をやったことのない人
  • 小説の新人賞で、最終選考以上で雑誌に名前が乗ったことがある人
3班
  • 本格ミステリフラッシュバックをお買い上げ頂いた方
  • 古野まほろを2冊以上読んだ人
  • 5/21に放映された、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の新作「笹の葉ラプソディ」を観た人
4班
  • 2008年刊行のポケミスを読んだ人
  • 泡坂妻夫の作品を読んだことのない人
  • 『金田一少年の事件簿』のコミックを買ったことのある人
5班
  • 今年1年のうちにミステリマガジンを購入したことがある人
  • 原作にない雪山のシーンで話題の映画「容疑者Xの献身」を観た人
  • 四大奇書を一冊も読んだことがない人

残念ながら、ぴったり「10人」の質問がでなかったので、10人目指して「これぞ!」と思う質問を自由にしていくことになりました。結局そこでも10人の質問にはたどりつかなかったのですが、「蔵書が5桁の人」という質問にも、しっかり手は挙がっていたことだけは書き残しておきたいと思います。(by MYSCONスタッフ そらた)

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sasashin on - 23:31:47 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 夜の部:企画報告1【テーマ語り部屋:泡坂妻夫追悼】

参加者が三々五々集まって特定テーマについて語り合う「テーマ語り部屋」では、今年惜しくも亡くなられた泡坂妻夫さんをテーマに語ろう、ということになりました。

用意された部屋に集まったのは7~8人くらい。テーブルの回りに座布団を並べ、まずは、石井春生さんが持参されたDVDプレーヤーを真ん中に。そこで「幻影城の時代」の刊行記念で台湾から島崎博氏をお招きしたパーティの様子が上映されました。小さな画面ではありましたが、ミステリ界の重鎮たちが挨拶される姿が。

これをなぜ泡坂妻夫さん追悼で、といいますと、このパーティには生前の泡坂氏が参加されており、テーブルマジックを披露されている場面があったからです。こうして、会場の女性にトランプを引かせてにこにこされている泡坂さんの姿を拝見できたのでした。他にも先日惜しくも逝去された、栗本薫さんがピアノを弾く姿もDVDにはありました。

また、当日このパーティに実際に参加されたという方が数人おり、その方たちを中心にいろいろな話が弾みました。DVDを見終わったあとは、泡坂さんの話を中心に、栗本薫さんや連城三紀彦さんといった「幻影城」出身の作家さんの話などを。残念ながら(?)、この部屋には参加者のなかでも比較的年齢層の高い人々が集まった印象もありましたが、その分、いろいろ詳しい話が聞けたので楽しい時間を過ごせました。最後の方は脱線して、過去にMYSCONに参加された方の「今は?」みたいな話になってしまったのは秘密です。

以上、レポートでした。(by MYSCONスタッフ フク)

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sasashin on - 23:15:52 in MYSCON10, MYSCON10レポート

MYSCON10 スタッフ当日レポート

#07:30 起床!

スタッフ sasashin

MYSCONスタッフ sasashin の朝は早い……わけでもない。なぜなら前日の夜遅くまで作業してたから……。

というわけでやっぱり寝坊なのです! 会場に持っていくものの準備なんてもちろん前日までにやってるわけもないからこれから準備しなきゃ、ってか顔洗って歯を磨いて……だぁっ時間がなーいー!! 夜の部個別企画で使うこのミス×6冊とスケッチブックとサインもらう本とノートパソコンと……ってこんなにあるのか荷物!? うわっ積読の山から古野まほろ引っ張りだすの忘れてたけどもういいやっ!

みたいな感じで朝からドタバタするのが毎年恒例となっております。いいかげん学習しようよ……。

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sasashin on 2009/6/5 - 23:53:56 in MYSCON10, MYSCON10レポート